昨年日本でも大ブレイクを果たした世界的ヒップホップボーイズグループ BTS (防弾少年団・バンタン少年団) が子ども及び青少年に対するあらゆる形態の暴力の撲滅のための世界的キャンペーンのパートナーシップをユニセフと締結。グローバル展開の第1弾として、日本で署名式が行われた。署名式には、BTSのメンバー全員が参加し、キャンペーンへの意気込みなどを語った。
ユニセフ「#ENDviolence(暴力をなくそう)」キャンペーン署名式 2018年4月15日 提供 Big Hit Entertainment
BTS (防弾少年団)「#ENDviolence(暴力をなくそう)」キャンペーン署名式
公益財団法人日本ユニセフ協会(東京都港区・赤松良子会長)と、世界的ヒップホップボーイズグループ BTS (防弾少年団)ならびにBTSが所属する韓国のBig Hit Entertainment社の3社が2018年4月15日(日)午後、幕張メッセの国際会議場(千葉県幕張)にて世界的キャンペーン「#ENDviolence(暴力をなくそう)」のパートナーシップを締結する署名式を行った。
出席したのは BTS (防弾少年団) のメンバー全員とBig Hit Entertainment 日本支社代表のイ・ミョンハク氏、日本ユニセフ協会 事務局長の遠藤剛氏。
ユニセフ(国連児童基金)が展開する、子ども及び青少年に対するあらゆる形態の暴力の撲滅のための世界的キャンペーン「#ENDviolence(暴力をなくそう)」の日本国内での普及と世界の子どもたちへの支援を呼びかけることを内容とするパートナーシップを締結した。
この取り組みは、2017年11月より、BTSとBHE社がユニセフとのパートナーシップを通じて韓国で開始した「LOVE MYSELF (私自身をまず愛そう)」キャンペーンのグローバル展開の第1弾として、日本にて実施するもの。
日本ユニセフ協会は、BTSとBHE社の協力を得て、特設WEBサイトを公開。4月下旬にBTSファンミーティング公演が開催される横浜アリーナと大阪城ホールにて特設ブースを設置し、ユニセフの活動と「LOVE MYSELF」キャンペーンを紹介するとともに、支援を呼びかける。
日本ユニセフ協会の特設WEBサイトでは、「LOVE MYSELF」及び「#ENDviolence」のキャンペーンを通じ、都度の募金や毎月定額の寄付ができるユニセフ・マンスリーサポートプログラムへの参加を呼びかけている。また、BTSとBHE社は今後、BTSの日本ツアー期間中に会場にて販売される「LOVE MYSELF」キャンペーンと関連した 商品や公式グッズ(Official Goods)の収益全額を、日本ユニセフ協会に寄付する予定。
https://10pools.net/asia/release/bts-love-youself-tear/
「#ENDviolence(暴力をなくそう)」キャンペーン署名式登壇者コメント
「BTSはデビュー後、継続的に若い世代が悩む価値に対して一緒に悩んできました。去年、『LOVE YOUR SELF』シリーズのアルバムをリリースし、『まず自身を愛し、その愛でもっと素敵な世界を作ろう』という考えのもと『LOVE MYSELF』キャンペーンを開始しました。『LOVE MYSELF』キャンペーンのメッセージを日本ユニセフ協会と一緒に、日本でも伝える事ができるようになり、本当に嬉しく思っています。」(RM:BTSメンバー)
「もっと素敵な世界を作っていくため優先的に叶えるべき事は、自身を愛し信頼する事だと思います。長い期間このメッセージを音楽に込めて、ファンの皆さんと分かち合ってきましたし、国内外のたくさんのファンの皆さんが、『LOVE MYSELF』キャンペーンに参加する事により、この価値を一緒に実現しています。日本でもたくさんの方々がLOVE MYSELFキャンペーンに賛同し、自身を愛するメッセージがより拡散され、暴力により苦しむ、世界の児童と青少年達の小さな力となれば嬉しいです。」(J-HOPE:BTSメンバー)
「『LOVE MYSELF』キャンペーンはBTSが音楽を超え、社会との積極的な交流を通じて新しい変化を生むにあたり、少しでも役に立ちたいという趣旨により企画された、グローバルキャンペーンです。今回、日本ユニセフ協会とのパートナーシップを通じて、グローバルキャンペーンとしての第一歩を歩み、より多くの方達がキャンペーンに参加し、私達の社会をより暖かく、成熟した場所へと作れるよう、期待しています。」(BHE社関係者)
「ユニセフは、『#ENDviolence』キャンペーンを通じ、子どもへの暴力の実態を明らかにすることの重要性を訴えるとともに、各国の政府や企業、市民社会などとともに、法律や社会支援網の整備など、子どもへの暴力根絶のための様々な施策に取り組んでいます。日本でも絶大な人気を誇るBTSのみなさまが、韓国に続きここ日本でも、ユニセフの#ENDviolenceキャンペーンにご協力くださることは、大変大きな力になります。」(遠藤剛 日本ユニセフ協会 事務局長)
ユニセフ「#ENDviolence(暴力をなくそう)」キャンペーン
世界では5分にひとり、子どもが暴力によって命を落としている。子どもへの暴力にはさまざまな形態があり、例えば、家庭での暴力的なしつけや学校での体罰を含む身体的暴力、ネグレクト、暴言などによる精神的虐待、性的虐待などが含まれる。暴力を受けた子どもは、身体的な傷を負うだけでなく、生涯にわたるトラウマを抱えることも少なくない。しかし、社会的・文化的規範によってその行為が容認されていたり、人目の付かない場所で行われているために表面化しづらいことから、この問題に対する認識は決して十分ではない。何も行動が起こされず、現在のままの傾向が続けば、2030年までに、200万人近くの子どもと若者が暴力によって命を落とす恐れがあると言われている。
ユニセフは、こうした子どもに対する暴力の問題への関心を高めることを目的に、2013年、「#ENDviolence(暴力をなくそう)」キャンペーンを全世界でスタートさせた。現在、世界中のユニセフ現地事務所やユニセフ協会が、各国政府や国連機関、民間企業、市民社会、研究者、若者たちと協力し、国連「持続可能な開発目標(SDGs)」のターゲット16.2に明記されている「2030年までにあらゆる形態の子どもへの暴力を撲滅する」という目標を達成するため、様々な取り組みを行っている。
【CD】 Love Yourself 轉 ‘Tear’: BTS Vol.3 (Y Ver.)
BTS 『LOVE MYSELF』キャンペーンについて
デビューの頃から、真の愛の意味を追求してきたBTSが、自身に対する信頼を失い、萎縮して悩む若い世代に向け、自らを愛する重要性を強調したメッセージを伝えたい趣旨から企画されたキャンペーンであり、自身に対する真の愛と信頼の回復から他人を包み込み、より歩み寄り、成熟な暖かい社会を作りたいという意味を込めている。
『LOVE MYSELF』キャンペーンの詳しい内容と関連情報は、公式ページにてご確認できる。また、ハッシュタグ#BTSLoveMyselfを通じツイッター、インスタグラム、フェイスブックなど、多様なソーシャルチャンネルを通じて参加と共有が可能。
世界的ヒップホップボーイズグループ BTS (防弾少年団)のメンバーと、Big Hit Entertainment社、日本ユニセフ協会の代表者。提供:Big Hit Entertainment
提供:Big Hit Entertainment
グループカラーやメンバーカラーのキーホルダー・アクセをゲット
https://10pools.net/asia/release/bts-love-youself-tear/